最近、特に思うこと。

“自分が自分でい続けること”

簡単そうに聞こえるけれども、ものすごく頭も体力も使うし、誘惑も本当に多いよなぁと。

かといって、染まってしまえたら楽かもしれないと、染まってみようとしても、万が一染まれないくらい強烈な個性みたいなものを持ってしまっていた場合は、もう槍が飛んでこようが、刺されようが、維持する以外の道がないというww

全く自覚がまだないのですが、回り回って来月からテレビ業界に戻ることとなり…

そもそも、12年以上前に上京した際、生まれて初めて働いたのもそこで、その時は、面白いけれども、大学生の私でも体力的に絶対に無理と思い…(倒れかかっていた女性社員さんの姿をみて)

父も母も叔父も叔母も親戚も、なぜか皆、テレビの人だったので、その流れにはのりません!!という、よくわからない意地もあり、この10年間、自分の創作と並行して、生活面での仕事は、出版、広告、Web編集と、全力でテレビとは別の道を歩んできたのですが…

この夏、中国から帰ってきたら、2週間以内に仕事を見つけないとホームレスになるという予期せぬ大ピンチに陥り、某転職サイトで上から順に片っ端から一括応募したら、ご縁があったのが、そこだったという。
(※断じて縁故採用ではないのですが、最初からブラックと決めつけて面接に挑んでいたので大変失礼な態度を取ってしまっていたので採用された理由は極めて謎)

ただ、アーティスト活動を優先してロンドン留学借金返済のために飢え死にするか、困難だと最初からわかっているテレビ局での社員生活をしながら創作活動を続けるか、家族には申し訳ないけどこのまま誰にも言わないで放浪の旅に出るかという…突如降りかかってきた選択肢が極端に限られている現実を受け入れるのに七転八倒しましたが…、
とりあえず、やるだけのことはしてからにしようと。

しかし、入社は11月からだったので、10月働かないと11月、会社に出勤する交通費もないかも!?という衝撃の貧乏ぶりで…
(よく失業手当がどうのこうのと言う話を聞きますが、そういうのには未だかつて一度もご縁がなく=職業選択による自己責任)

その後、1ヶ月限定の仕事探しを慌てて始めたものの、派遣会社に登録しても派遣法で1ヶ月以内は殆どないと言われ、アルバイトでさえも最低1ヶ月半以上と言われ…、辿りついたのが、突如、安倍さんが衆議院を解散をしたことにより急務が発生し、「衆院選の事務手伝いに関する業務」で派遣されることに…

私は個展の準備の真っ最中で、詳細を問い合わせるどころではなく、とりあえず、そのまま当日、派遣先に行ったら、、業務内容は間違いなかったのですが、蓋を開けてみたら正しくは、衆院選の“報道”に関する事務だったというww

その上、私が派遣されたのは、場所は全く違うものの、まさかの11月から就職する組織と同じ組織の違う部署で…

今年は本当に、年明けから大きなハプニングが沢山だけれども、まさか、ここに来て、
細かい職歴は省くとしても大きな流れで言うと、生活面での仕事歴は、

テレビ(国内)→国際理解の財団→広告(web)→出版(雑誌)→Webマガジン編集(海外版)→テレビ(国際)…

360度回って、10kgぐらい煩悩が増えて同じところに戻ってきている感が否めない事態。

そんなわけで、今は、大学受験勉強以来の勢いで、政治経済を頭に叩き込み、比例代表と小選挙区のいろいろと、1180人の衆院選候補者リストと朝から晩まで向き合うという、何ともアニャポポ的にはシュールな毎日を送っていますが、編集や制作の仕事では目に見えなかった、何らかの正解がある仕事というのは、とても新鮮!!!

何より、作業パートナーの隣の席のお姉さんが、事務の天才&超しっかりされた方で、私が入れたExcel数式はとことん通じない&コピー機は勝手にクリエイティブに出力されるが、お姉さんはExcelにもコピー機にも好かれている様子。
いつの日か、私も彼らと国交回復したいものです。

準備期間の9割が就活に押しつぶされた、タリーズ個展も、人間的にできすぎた友人の皆様のおかげで無事に先週スタートし、場所柄、一度に沢山の人とは会えない分、毎回、来てくれた皆さんとじっくり話せて、とても嬉しいです。

ただ、不思議と、来てくれた人々の半数以上が、仕事に悩んでいたり、転職活動中だったり、何かと戦っている方が多いのですが、

みんな、10mくらい離れたところから見ると、十分、もがきながらも輝いている人ばかりなのだけれども、なぜ本人たちは気づいていないのだろうと。
どうして、近くにいる人たちは直接それを教えてあげないのだろうと。彼らや彼女たちが、とても素敵であるということを。

私は、何のまともなアドバイスもできないけれども、唯一、今日もこうして何とか食いつなぎつつ、自分の表現もさせていただきながら生存できているのは、家族や友人からの精神的な応援以外の面で言うと、

365日中の300日以上は凹みつつも、それでも何とかなる!と思い込むようにしているからだと思うww

事実、結果、騙されちゃったりすることも、職場では困ったことに足を引っ張られることも、御局様に目をつけられて胃が痛くなることもあるけど、旅をすればいつも何か素敵なご縁に恵まれるし、何かしら制作物を公の場に出すと、少なからずいる心と心で交流できる人々と通じ合えることができたり(ロマンチックですみません)、唯一無二の友達が東京にも地球の反対側にもいたりする。

つまり、マイナス要素があっても、その1000倍ぐらいハッピーな要素があるおかげで、全体として成立していると私は思っている。
また、「成立している=自分は大丈夫」と感じるのも決めるのも、他ではない自分なのではないかとも思う。

それは、(悪気はなかったのだろうけれども素直な表現をする)親や周りの人に、「お前は、ダメだーダメだー!」「お前のここが悪い!」「どうしてお前は○○なんだー!」って、気がつけばダメなところばかり指摘されてきた人にとっては、すごく難しいことかもしれない。

けれども、ダメって言われてきたから、これからもずっとダメなのかな?

もう十分、ダメは指摘されてきたのなら、これからは良いところを自分で指摘してあげる修行を始めてみるのも一つのアイディアとしてありなのではないか。

…と、実は私自身も、修行中だからこそ、もし、同じようなことに悩んでいる人がいたら、伝えたい。

あなた、きっと大丈夫ですよ!!

と。

そんなことを考えていたら、今回の個展は「You are Okay」というタイトルになったのでした。

10/31(火)までタリーズ新宿二丁目店にて展示しています。
気が向いたら、ぶらっと寄ってみてください。

(最後の2行の告知文を書くはずが、2,662字の近況報告になってしまったのはなぜでしょうかww こんなに長い投稿を読んでいただきありがとうございました。では、また会いましょう。)

「自分が自分でい続けること~近況報告も兼ねて~」への2件のフィードバック

  1. どこにいても何をしていても、
    悩んだり苦しんだり笑ったり泣いたりしていても、
    心が自由であることが茜ちゃんらしいと思います。
    生きるためには働いてお金を稼いでご飯を食べて休養をとらなければいけないけれど
    そうしていくうえでいろんな縛りがあるけれど、
    やりたいことがたくさんあって、いろんなことを考えつつ、実際に行動できるのが茜ちゃんだと思うので(ほんの少ししか同じ時を過ごしてはいないけれど)
    周りにいる素敵な友達が助けてくれるのも
    そもそもは茜ちゃんがそれだけの魅力があって(放っておけない感もあるけど(笑))、
    それはあなたの人間力だと思うので、これからも自由な心で、あなたであり続けてください。
    そしてたまに近況を教えていただけたら嬉しいです。

    1. ゆっこちゃん!
      メッセージありがとう〜(//▼//)
      いやぁ〜 相変わらず、転んでばかりでw
      言われてみれば、ゆっこちゃんはじめ、いつも誰かが身のまわりのお世話を…よく寝癖なおしてくれたり、髪の毛結ってくれたよね。
      今も、ゆっこちゃんにそっくりな性格の友達が東京にいるよ。

      青森、たぶんお正月か雪灯籠祭りか、どっちかで帰省するから家族行事とかぶらなければ会いましょう〜( ´ ▽ ` )

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