先日締め切りだった、確定申告。

何とか、間に合ったものの、よくわからないまま開業と同時に複式簿記で申請していたらしく、

「クラウド会計ソフトに入力すれば、ちょちょいのちょいだよ!」

という諸先輩のお言葉と、クラウド会計ソフト会社の「会計の知識がなくても、これで大丈夫!」という宣伝文句を信じきり、ひたすら領収書を、このバケツに溢れるばかりに差し込んだ私。。

その会計ソフトへの入力も主に経理をやっている友人にやってもらい、なんか終わった気でいた3月上旬。。
意外と入力作業があるんだなと、ちょっとは焦ったものの、無事に職種別に作った二つの確定申告書を、持って相談窓口兼提出の列へ。

自信満々で、二つの確定申告書と決算書を見せたところ…

職員:「なんで、2人分あるんですか?」

私:「え、こっちが編集の会社のやつで、こっちがその他の事業のものです。」

職員:「…。」

職員:「メインの事業は何をされていて?」

私:「アーティストです。」

職員:「…。」

職員:「これでは今年の青色申告は無理ですね。」

…( ゚д゚)??????? どういうこと!????

それからの会話は成立することもなく、何がおかしいのかもわからず、というか、どこが全体の所得の欄かもよくわからず、聞かれる質問も一体何のことやら。。
帰宅して、ひたすら数字と領収書を照らし合わせるオールナイトが始まった。。。

Take2
また1時間並んだものの、今度こそはと、”最終チェック”を依頼。

今度は昨日とは別の人。しかし、最初から怪訝そうな雰囲気。

寝癖のせいか、眼鏡のせいか、”私は怪しい者ではありません”と言いたくなった。

職員:「この額(元入金)で事業を始めるなんて、おかしいですよ。一体、何のビジネスをされているのですか?」

私:「えぇっと、アーティスト業です。。」

職員:「…。」

私の心の声:(その沈黙は何を意味しているのですか!??)

職員:「これでは修正しようがないです。青色申告会に入会して、ゼロから帳簿の基礎を勉強してきてください。入会金16000円です。」

心の声:「WHY !??? その¥16,000がないんですよ〜泣)」

高1の数学の赤点取得者の補習時間を思い出した。
何度説明されてもわからなくて、その公式は、なぜそういう公式なのか、なぜ柔軟に変更してもらえないのか、完全に頭がインプットを受け付けない感じ。

相談窓口と書いているが、じっくり相談する場所ではないのだと心から理解し、泣く泣く青色申告会へ。
今度は、とてもさっぱりしたお兄さんが、ささっと修正してくださいました。
あまりにも、一瞬で問題が解決したので、

私:「もっと致命的な間違いをしているから、またゼロからやり直さないといけないから、税務署で取り合ってもらえなかったと思ったのですが。。」

お兄さん:「まぁ、税務署は混んでいるからね。とりあえず、今回はこれで大丈夫。これから勉強しましょうね。」

Take3
また1時間並んで、何とか無事提出。

帰宅後、安堵とともに、改めて、昨年の所得を見つめる。

それにしても、この額の割には、昨年は随分と生活はカツカツだったなぁ…

何かがおかしい…

こんなにリッチなはずはない…

給与、全額、二重計上しているのは気のせいだろうか…

…泣きたい、というか泣いた(;▼;)

慌てて修正して印刷し直し、さすがに連日没頭しすぎて女子力は消え去っていたのででシャワーを浴びて、また税務署へ

Take4
私:「すみません、全然違う所得額の申告書を1時間程前に出しました。」

職員:「探してきます。」

出したばかりなので、差し替えることが可能と言われ待つこと20分..

職員:「見つかりませんでしたので、再提出でお願いします。」

もはや差し替えと再提出の違いも何が何だかよくわからないが、バイトの時間に間に合わないフラグだったので、ともかく提出!

 

こんな思いはもうしたくない。

自由に働く道では、避けることができない岩山…Mt.Fujiならぬ、”Mt.確定申告”、

H29年度は、標高がエベレストレベルになる前に、ちゃんとこまめに、最低毎月は仕訳しようと。

レシートは、バケツではなく、あらかじめ封筒に入れようと。。

封筒を作ったのでした….orz